秦 祥彦(大分県別府市) 症例報告
60代 女性 主訴: 右後頚部痛。朝起床時が特に痛い。 |
レントゲンでは、頚椎OA(変形)所見あり。 他院にて、週1回のリハビリを約2ヶ月行うも、痛みほとんど変わらず。 当院に来院後、院長治療枠で治療(頚部に緩消法)実施。 最初の2分で痛みが軽くなっている変化を感じてもらえたため、そのまま継続。合計20分実施。 痛みが、10→1~2に減少。他院のリハビリで良くなってなかったため、喜んで頂けた。 翌日、「朝いつもすごく痛いのに、今朝は全然痛くなかった」とお礼の電話を頂きました。 |
80代 女性 主訴: 腰痛、肩こり、背中の張り |
10年以上前から、上記主訴あり。 腰は、過去数年にわたり週1回程度でトリガーポイント注射をしたことがある。 最近は、注射しても効果がなく行っていない。 リハビリは週2~3回しているが、痛みはさほど減ってない、とのこと。 歩行時は、歩行器を使用している。 初診時レントゲンでは、頚椎・胸椎・腰椎ともOA変化があり、特に頚椎・腰椎で著明。 後日、院長治療枠で治療実施。まず後頚部と背部(12番の肋骨付近)に緩消法。 2分後、肩こり感が減った変化を体感して頂けたので、緩消法という方法を使ったことを説明後、座位で腰回りに実施。 約20分後。ここ数年間あまり変化がなかった腰痛が10→5に減少。 背中が伸びず、曲げても伸ばしても痛かったのが、動かしやすくなった、歩きやすくなった、と喜んで頂けた。 |
60代 女性 主訴: 肩の痛み、あげにくさ |
これまでに、他院整骨院や整形外科のリハビリで痛みは減ってきたが、ROM(可動域)の改善があまりなかった、とのこと。 初診時、レントゲンとエコー検査にて、骨性の異常所見や腱板断裂なし。 主な肩ROMは、屈曲120°、外転90°だった。 肩に緩消法をまず2分実施。 ROMの変化を感じて頂けたため、その後合計20分実施。屈曲155°、外転120°に改善。 今後は、肩まわりだけでなく、腰の筋肉も軟らかくすることが大切なことを説明し、QRコードの資料と腰痛アカデミーのことを説明し、初回終了。 |
70代 女性 主訴: 両膝の痛み(右<左) |
立位、視診上、O脚(4横指)あり。 他院で、時々、膝の関節内注射をしているとのこと。 腰痛も軽度あり。 触診にて、腰の筋肉は緊張が強かった。 まず、上前腸骨棘付近に緩消法を2分実施。 歩行時の痛みが減ったのを体感して頂けたため、その後、腰の真横も含めて、合計20分実施。 痛みが、10→2に減少。 後日、「膝の注射をしなくてよくなった」と連絡をいただいた。 |
50代 男性 主訴: 左後頚部痛(交通事故後) |
1年以上前に、交通事故に遭った。 後方から追突された事故。 当初は、首・肩・腰とあちこち痛く、整形外科で通院リハビリを1年弱行った。 しかし、残念ながら、頚部の痛みが残存した、とのこと。 診察時、痺れや腱反射亢進などの神経学的異常なし。 痛みが残存しているのは、事故で傷めた筋肉がまだ硬い状態のままであることを説明。 首をどう動かすとどこが1番痛いかを、指1本で示してもらい、まずはそこに緩消法を実施。 2分後、痛みが減っている変化を感じて頂けたため、その後続けて、20分間実施。 痛みが、10→2に減少。 更に、腰の筋肉が硬いと痛みが再燃する可能性があることを説明し、頚部と腰合わせて更に20分実施。 痛みが更に、2→0に減少した。 |
60代 女性 主訴: 後頚部痛(右<左) |
数年来続いている痛み。 症状が強い時は、マッサージや整体に通っている。 当院初診時、レントゲンにて経年性OA変化はあるが、神経学的な異常なし。 筋肉がこわばって症状が出ていることを説明。 後日、治療実施。 頚部を動かしてもらって、一番痛い所の筋肉から順次緩消法実施。 1~2分後、症状の変化を感じとれたため、そのまま継続。 腰の周りも硬かったため、腰との関連も説明し、腰にも実施。 合計40分行い、痛み10→2へ減少。腰痛アカデミーの紹介を行った。 |
70代 女性 主訴: 両股関節痛(右=左) |
数年来の両股関節痛。歩行時は、両側に杖を持っている。 レントゲンでは、両側とも「末期の変形性股関節症」で、歩行時痛あり。 通常のリハビリで効果が出なくなってきた、とのことで、緩消法での治療を希望された。 ROMは両側、屈曲30°、外転20° 初回治療後、股関節痛は、右)10→7、左)10→8に減少。 2回目で、右)7→4、左)8→3~4に減少。 各回とも、腰と左右股関節周囲に10分ずつ緩消法を行った。 痛みが減ったことが実感でき、喜んで頂けた。 腰回りが硬いと股関節痛が再燃することを説明。 QRコードの資料配布と腰痛アカデミーの説明を行った。 |
60代 男性 主訴: 腰痛、右<左下肢痛、左足底痺れ |
数年来の腰痛持ち。 体が硬くて背筋がなかなか伸びないとのこと。 また、両脚の痛みと、左の足の裏にジンジンとした痺れ感がある。 腰から開始。20分後、痛みが10→4に減少。 背筋が伸びたとのこと。 また、それとともに下肢痛が、右)3→0、左)5→0と消失。 足裏の痺れは、10→5に軽減した。 腰の筋肉が硬いと、腰痛や下肢の症状が再燃することを説明し、腰痛アカデミーを紹介した。 |
50代 女性 主訴: 両膝痛(右=左) |
数ヶ月前から特に誘因なく、両膝の痛みが発生。 正座は短時間ならなんとかできるが、歩行時が一番痛む。 触診にて、膝蓋跳動(関節内水腫)なし。 レントゲンでは軽度OAを認めた。 腰周囲と膝蓋骨周囲には筋の硬さが強かった。 腰と上前腸骨棘付近に治療。 初日は、痛みが右膝10→6、左膝10→7に軽減。 腰の筋肉が硬いと再発しやすいことを説明。 腰痛アカデミーの説明とQRコードのカードをお渡しした。 2回目の治療で、右膝6→5、左膝7→3に変化。 以後、来院ない為、日常生活に支障がない範囲に改善したと思われる。 |
60代 女性 主訴: 左頚部痛、左腰痛 |
特に誘因なく、徐々に上記主訴発生。 レントゲンでは、年齢的なOAは認めるが、痺れ・麻痺などの神経学的な異常なし。 頚部と腰周囲は全体的に硬く、慢性的な肩こりや軽い腰痛はあった。 初回治療後、頚部痛10→4~5、腰痛10→4と軽減。 2回目治療後、頚部痛4~5→2、腰痛4→2 このぐらい痛みが減れば、日常生活は大丈夫そうとのことで、一旦、通院終了希望。 腰の筋肉が硬いと、腰痛や首の痛みも再燃しやすいことを説明し、動画のQRカードをお渡しした。 |