日本健康機構が実施しております、基礎研究・臨床研究や学会発表、論文発表の一部をご紹介します。

エビデンス (科学的証明)

 緩消法(かんしょうほう)は、医療機関と提携しながら、筋肉が軟らかくなること、痛みが消えることの科学的証明を取得しています。
 また、スポーツ選手のパフォーマンス向上の科学データも取得しています。

 緩消法は、過去の治療方法のように科学的証明のない治療方法ではありません。
 痛みと筋肉の緊張と痛みの関係を、世界で初めて科学データを取得できたことにより、
科学で証明された最新の治療法ですから、緩消法で一日も早く笑顔になってください。


緩消法による基礎研究

基礎研究内容

1, 赤血球の連銭形成の改善効果検証
2, 脳波変化測定(痛み領域)
3, 脳血流量の変化測定
4, 骨密度変化測定
5, 毛細血管の血流量の変化測定
6, 自律神経バランスの変化測定
7, 筋間質液のゲル化からゾル化への変化測定(筋膜の癒着の改善)
8, 筋電図による筋パフォーマンス向上の効果測定


筋緩消法施術による血中代謝物質の網羅的解析

 2022年10月13日に一般公開した試験『筋緩消法施術による血中代謝物質の網羅的解析の検討(【UMIN試験ID】UMIN000049180』の速報となります。
 本試験では、20歳以上65歳未満の健康な男女を対象に、各観察期において、試験施術(筋緩消法施術)または対照施術(非筋緩消法施術)を実施し、施術前、施術10分後、施術30分後の血中代謝物質の網羅的解析について、無作為化単盲検クロスオーバー比較試験にて血中メタボローム・デュアルスキャン解析を実施しました。
 すでに論文でもその効果が明らかになっている筋緩消法施術によって、生体成分の何が有意に変動するのかを明らかにする目的で本試験は実施されました。
 本試験の結果、メタボローム解析において有意差のついた項目に関して考察を行いました。速報ですが、有意な差が確認出来たものは以下となります。


試験風景


【考察】
●3β-Hydroxy-5-cholestenoic acid-3(増加)
コレステロールの代謝が亢進している可能性、コレステロールを利用した細胞膜の形成やホルモンの合成が促進している可能性が示唆される。
動脈硬化、心筋梗塞・脳卒中のリスクと症状の改善が期待される。
●5β-Tetrahydrocortisol-1(減少)
ステロイドホルモンであるコルチゾールの代謝物であり、コルチゾールの過剰な分泌は、血圧の上昇や脂肪の沈着に影響を与えるため、コルチゾールの低下は、血圧の安定や脂肪の沈着を防ぐ可能性、ストレスや緊張感の軽減、炎症反応の抑制、免疫機能の改善などの効果が示唆される。
糖尿病(2型)、肥満、心血管疾患、脂肪肝のリスクと症状の改善が期待される。
●Acylcarnitine(13:1)-3、Acylcarnitine(17:0)-2(増加)
体内の糖質および脂質代謝の亢進の可能性が示唆される。
心血管疾患、脳卒中、腎臓病、肥満(2型糖尿病、心血管疾患、関節痛など)、脂肪肝のリスクと症状の改善が期待される。
●Auraptene-1(増加)
Auraptene-1の増加は、抗酸化、抗炎症、抗がん、神経保護作用などの効果が報告されている。
抗酸化作用、抗炎症作用、抗がん作用、神経保護作用(神経変性疾患(アルツハイマー病やパーキンソン病など))のリスクと症状の改善が期待される。
●Biliverdin(減少)
抗酸化作用の維持されていることが示唆される。
細胞のダメージを軽減、炎症を緩和、免疫機能の強化が期待される。
●Dehydroisoandrosterone 3-sulfate-2(増加)
副腎皮質ホルモンの一種であり、男性ホルモンや女性ホルモンの前駆体。
性ホルモンの産生増加、ストレスへの適応力が向上、抗酸化作用、免疫応答の強化、抗炎症作用が期待される。
●Deoxycholic acid(減少)
二次胆汁酸の一種であり、脂肪の消化と吸収に関与。
肥満や動脈硬化などの疾患のリスクの低下が期待される。
●Gluconic acid(減少)
グルコースが酸化される際に生成される有機酸。
糖質代謝の改善(インスリン感受性が向上する可能性)が期待される。
●Glycochenodeoxycholic acid(減少)
二次胆汁酸の一種。
脂質代謝の改善、肝機能の改善が期待される。
●Homoarginine(増加)
血管の拡張や平滑筋の弛緩など、多くの生理的過程において重要な役割。
血圧の低下、腎機能の改善が期待される。
●N1-Acetylspermidine(減少)
細胞増殖、分化、およびアポトーシス(細胞死)に関与。
細胞増殖や分化の調節(がん細胞の増殖抑制など)が期待される。
●N2-Phenylacetylglutamine(減少)
腸内細菌が生成する代謝産物。
肝臓や腎臓の負荷が軽減、脳機能の改善(アンモニアの代謝が改善)、炎症性疾患の改善が期待される。
●Pyrocatechol sulfate(減少)
カテコール類の代謝産物であり、抗酸化作用や炎症反応に関与。
肝臓機能の改善、肝臓疾患の進行を抑制が期待される。
●Ricinoleic acid-3(減少)
リシン油(またはヒマシ油)から得られる脂肪酸で、抗炎症作用や解熱作用が報告。
炎症の緩和、腸管運動の調整が期待される。
●Ser(増加)
アミノ酸の一種で、タンパク質の構成要素、神経伝達物質や細胞内シグナル伝達に関与。
神経機能の改善、免疫機能の強化、肝臓の機能改善が期待される。
●Taurolithocholic acid 3-sulfate(減少)
炎症性サイトカインの産生を誘導し、炎症反応を引き起こす。
炎症の緩和が期待される。
●Trilaurin-4(減少)
ラウリン酸とグリセリンからなる中鎖脂肪酸トリグリセリド。
体脂肪の減少が期待される。
●β-Estradiol-117 α-Estradiol(減少)
エストロゲン濃度が高い場合、痛覚閾値が低くなる(痛みが感じやすくなる)
痛みの伝達や抑制が期待される。

 今回の試験では、腰部の側面(腹斜筋)の弛緩を行っています。筋収縮は体幹の側屈(約15°)で行っていますので、運動強度は小さい(3.0METs未満)です。
 過去の運動による血中メタボローム解析での研究結果1)2)と、今回の緩消法試験での、有意差の点で重複される成分は確認されませんでした。
 運動強度の強弱に関わらず運動することで変化する成分もありますが、今回の試験は無作為化単盲検クロスオーバー比較試験の為、有意差で判断ができます。

【参考文献】
1)Lewis GD, Farrell L, Wood MJ, Martinovic M, Arany Z, Rowe GC, Souza A, Cheng S, McCabe EL, Yang E, Shi X, Deo R, Roth FP, Asnani A, Rhee EP, Systrom DM, Semigran MJ, Vasan RS, Carr SA, Wang TJ, Sabatine MS, Clish CB, Gerszten RE. Metabolic signatures of exercise in human plasma. Sci Transl Med. 2010 May 26;2(33):33ra37.

2)Morville T, Sahl RE, Moritz T, Helge JW, Clemmensen C. Plasma metabolome profiling of resistance exercise and endurance exercise in humans. Cell Rep. 2020 Dec 29;33(13):108554.


筋肉と痛みに関するエビデンス (論文)

日本統合医療学会 より、2012年3月31日付の学会誌に、論文が発表されました。

 試験名 ; 緩消法による痛みの軽減効果検証試験
 試験期間 ; 2011年 5月 6日〜2011年 7月29日
 試験実施場所 ; 東京都品川区 医療機関
 試験委託者 ; 痛みの専門院 院長 坂戸孝志
 
【論文発表】
緩消法により、筋肉が弛緩された場合の筋硬度・血圧・血液・尿・自律神経バランスを測定。

10分間の緩消法試験の結果、
「腰の痛み」は15名の試験で、47.7%の優位な改善、
「体の動きやすさ」「体の軽やかさ」においては、100%以上の改善を示しました。
『緩消法は、科学的な施術技法として広く実施される』治療方法論文は、PDFファイルにて、閲覧できます。


 今回の施術者は、坂口廣純氏(柔道整復師)であり、2012年1月の学会発表の施術者坂戸孝志に続き、 同じ試験結果であったため、技術を習得すれば、誰でも再現性のある施術方法であることが証明されました。

多くのメディアに取り上げられました。 一部ですが閲覧できます。
掲載日 メディア名   掲載日 メディア名
2012/5/8 財経新聞   2012/5/8 Blog spot
2012/5/8 朝日新聞   2012/5/8 jobstep
2012/5/8 徳島新聞   2012/5/8 Internship
2012/5/8 日刊工業新聞   2012/5/8 friendfeed
2012/5/8 病気病院医者   2012/5/8 COBS ONLINE
2012/5/8 Miraiz新聞   2012/5/8 起業SNS
2012/5/8 ダイヤモンドメディア   2012/5/8 ベンチャー社員
2012/5/8 楽天woman   2012/5/8 フィデリ
2012/5/8 なまら北海道   2012/5/8 アクシア
2012/5/8 伝説の営業マン   2012/5/8 エヌプラス・ニュース
2012/5/8 SEO TOOLS   2012/5/9 マピオン
2012/5/8 RBB TODAY   2012/5/9 エキサイト
2012/5/8 excite   2012/5/9 woman excite
2012/5/8 BlogPeople   2012/5/9 nifty
2012/5/8 Bizloopサーチ   2012/5/9 ニコニコニュース
2012/5/8 Biz-Insight   2012/5/9 マイナビニュース
2012/5/8 Wassr   2012/5/9 livedoor HOMME
2012/5/8 QLEP   2012/5/9 goo
2012/5/8 ReseMom   2012/5/9 COBS ONLINE
2012/5/8 rentaloffice.bz   2012/5/10 楽天woman
2012/5/8 livedoor   2012/5/10 マピオンニュース
2012/5/8 Infoseek   2012/5/10 エキサイトニュース
2012/5/8 BIGLOBE   2012/5/10 ニコニコニュース
2012/5/8 @nifty   2012/5/10 マイナビニュース
2012/5/8 goo   2012/5/10 livedoor ニュース
2012/5/8 YUCASEE MEDIA   2012/5/10 Infoseek ニュース
2012/5/8 mediajam   2012/5/10 goo ニュース
2012/5/8 MarkeZine   2012/5/10 @engineer
2012/5/8 NEWSLIFE   2012/5/10 COBS ONLINE
2012/5/8 Ferret      


筋肉と痛みに関するエビデンス (学会発表)

  試験名 ; 痛み軽減のための緩消法による効果検証試験
 試験期間 ; 2011年 1月31日〜2011年 3月24日
 試験実施場所 ; 東京都品川区 医療機関
 試験委託者 ; 痛みの専門院 院長 坂戸孝志
 
【学会発表用】
 緩消法により、筋肉が弛緩された場合の筋硬度・血圧・血液・尿・自律神経バランスを測定しました。

筋硬度測定         血圧測定
 

血液採取         血液成分検査
 

自律神経バランス測定         測定器
 
世界で初めて痛みが消えることを科学的に証明した方法 ”緩消法”

2012年 1月14日(土)15日(日)に、
 第15回日本統合医療学会 埼玉大会
 (大会長 鈴木 洋通(埼玉医科大学 腎臓内科)にて、
 「筋緩消法の腰痛軽減効果」として、発表いたしました。

科学データを取り、世界で初めて痛みが消えることを証明し、学会発表しました。
長年の研究結果が、科学データとして証明されたことは、非常にうれしいことです。
痛みで辛い毎にとを送っている患者さんには、胸を張って「痛みが消えます」と言えます。
 


スポーツ選手のパフォーマンス向上

運動能力向上のための緩消法による効果検証試験のエビデンスです。