緩消法とは?やり方や効果4選、改善が期待できる症状を解説!

≫緩消法とは

 『緩消法』は、2007年に筋生理学者の坂戸孝志により開発された筋弛緩法です。
緩消法は、筋弛緩する際に侵襲性が無く、筋損傷が伴わないまま、筋を限りなく無緊張状態にできます。

 緩消法は、筋肉が硬くなることによって生じる慢性疼痛をはじめ、筋緊張亢進や筋硬直による血行不良や神経障害、また筋ホルモン分泌の低下によって生じた疾患の改善が見込めます。

 緩消法は自分でやり方を覚えて治すことが出来ることも魅力の一つです。
この緩消法は、筋力の低下を起こさないことを、第66回日本体力医学会で発表しており、アスリートのパフォーマンス向上にも最適といえます。
緩消法とは、緩消法とは、坂戸孝志が開発した画期的な筋弛緩法のことを指します。

●緩消法の認定院とは?

 緩消法の認定院とは、緩消法の治療を受けることができる公認の治療院です。
緩消法認定院は、緩消法を使って確実に治療や指導ができることを認定された技術者が在籍する施設です。

 これらの緩消法認定院は、一般社団法人日本健康機構により公式に認められています。
緩消法の認定院では、患者さん一人一人の異なる症状に合わせて、緩消法を用いた治療を行います。

 一方で、市中の治療院でも緩消法を実施しているところはありますが、これらは公式に認定された緩消法認定院ではありません。
認定院は、緩消法を専門的に扱う信頼できる施設として認識されています。

≫緩消法の3つの特徴

緩消法の3つの特徴について、次のように説明します。
1. 筋肉を限りなく無緊張状態にできる
緩消法は、特別な手技療法で、筋肉を限りなく無緊張状態にすることができます。筋肉が軟らかくなることで、痛みやコリが根本から改善されます。

2. 筋や皮下組織を損傷させない
緩消法は、薬や道具を使わず、手技のみで施術するため、筋や皮下組織を傷つけることはありません。このため治療を安心して行えるのが特徴です。

3. 容易に技術習得ができる
専門的な知識や経験がなくても、緩消法は比較的容易に習得できます。そのため、セルフケアにも最適の治療法です。

●筋を限りなく無緊張状態にできる

 緩消法の大きな特徴である「筋を限りなく無緊張状態にできる」とは、筋肉を非常に軟らかくさせることができるという意味です。

 例えば、「マシュマロの軟らかさよりも、2倍以上軟らかく」することが可能です。
この状態を緩消法で実現できますが、これは通常の西洋医学では達成が難しいとされています。

 筋肉がこのようにリラックスすると、血行不良が改善され、酸素や栄養素の配分が向上し、老廃物の排出が助けられ、筋肉の柔軟性が増します。
また、自然治癒力も活性化されます。

「筋を限りなく無緊張状態にできる」ことで、痛みやコリが根本的に改善される効果が期待できます。

●筋や皮下組織を損傷させない

 緩消法の重要な特徴は「筋や皮下組織を損傷させない」ことです。
この方法では、薬や道具を使用せず、優しいタッチでゆっくりと施術を行います。
そのため、筋肉や皮下組織を傷つけることがありません。
 これにより、治療を安心して受けることができ、痛みが増えることや炎症のリスクがありません。
さらに、この方法での施術効果は長持ちします。
 一方、一般的な施術法では、強い刺激により痛みや炎症を引き起こし、筋肉や皮下組織を損傷する可能性があり、効果が持続しないこともあります。
緩消法は、これらの問題を解決するために開発されました。

●容易に技術習得ができる

 緩消法の大きな特徴の一つは「容易に技術習得ができる」という点です。
専門的な知識や経験がない人でも、比較的簡単にこの技術を学ぶことが可能です。
これはセルフケアにも非常に役立ちます。

緩消法の技術習得のメリット:
 ・誰でも簡単に学べる
 ・短期間で習得可能
 ・費用が比較的安い
 ・自分のペースで学習できる

緩消法の技術習得方法:
・セミナー
・オンライン講座
・書籍
・DVD
 緩消法を学ぶことによって、自分自身の健康不調を改善できるだけでなく、家族や友人への施術が可能になり、将来的には職業としても活かせます。
このため、緩消法は技術習得が容易だと言えます。

≫緩消法の対象になる部位

 緩消法で改善できる部位はどのようなところかというと、主に首、肩、背中、腰、股関節、膝、足首、肘、手首など、指で触れることができる部分です。
これらの部位は日常生活で特に疲れやすく、痛みやコリが生じやすいとされています。
緩消法は特に腰痛の治療に多く用いられており、腰の施術が最も一般的です。
 また、首の筋肉は比較的薄いため、緩消法による施術で迅速に改善することが可能です。
さらに、膝の痛みに対しても効果が高く、軟骨の問題とされる部位にも対応できるとされています。
緩消法は、体の痛みを根本から改善できる可能性を持つ革新的な治療法です。

≫緩消法で改善が期待できる症状

 緩消法で改善が期待できる症状は多岐にわたります。この方法は短時間で効果が実感でき、慢性的な痛みや疲労、コリなど、一般的な不調に対しても自分で簡単にセルフケアが可能です。
改善が期待できる主な症状は以下の通りです。

痛み:
・ 腰痛
・ 肩こり
・ 首の痛み
・ 膝痛
・ 股関節痛
・ 頭痛
・ 生理痛
コリ:
・ 肩こり
・ 首のこり
・ 背中のはり
・ 腰のだるさ
疲労:
・ 慢性疲労
・ 倦怠感
・ だるさ
その他の症状
・ 冷え
・ 便秘
・ 下痢
・ めまい
・ 耳鳴り

 これら以外にも、緩消法は多くの症状の改善に効果を示す可能性があります。
緩消法は、根本的な原因にアプローチすることで、症状を改善します。そのため、再発も少ないと言われています。

●筋肉の緊張による身体の痛み|腰痛・肩こり・首こりなど

 筋肉の緊張による身体の痛みには、腰痛、肩こり、首こりなどが含まれます。
筋肉の緊張は様々な要因によって引き起こされ、主に以下の原因があります:

・ 運動不足
・ ストレス
・ 冷え
・ 加齢

 これらの要因により筋肉が緊張し続けると、血行不良が起こり、酸素や栄養が筋肉に十分に供給されなくなります。

 結果として、老廃物が溜まりやすくなり、痛みやコリ、疲労などの症状が発生します。
代表的な症状は以下の通りです

・ 腰痛
・ 肩こり
・ 首こり
・ 頭痛
・ 背中の痛み
・ 膝痛
・ 股関節痛

 これらの症状は日常生活に支障をきたし、生活の質(QOL)を低下させることがあります。
緩消法を用いることで、筋肉が軟らかくなり、痛みやコリ、疲労といった症状が根本からの改善が期待できます。

●血行不良による身体の不調|関節痛・頭痛・めまいなど

 血行不良による身体の不調には、関節痛、頭痛、めまいなどが含まれます。
これは、血液の流れが悪くなることで体の各部位に十分な酸素や栄養が届かず、老廃物が蓄積する状態を指します。
結果として、肩こりや腰痛などの関節痛、冷え性、むくみ、眼精疲労が引き起こされます。
特に、首や肩、腰といった部位や頻繁に動かす関節は痛みが生じやすいです。
 さらに、血行不良は頭痛や肩こり、首のコリを引き起こし、めまいなどの神経系の症状も生じることがあります。
これらの症状は緩消法によって根本からの改善が期待できます。

≫緩消法で期待できる効果4選

緩消法で期待できる効果4選について、以下のように説明します:
1. 痛みが緩和される:
緩消法によって筋肉が軟らかくなり、慢性的な痛みの症状が軽減されることが期待されます。
2. 病気になりにくくなる:
筋肉を軟らかくすることで全身の血行不良が改善され、体温が上昇するため、病気にかかりにくくなる効果があります。
3. 姿勢が改善される:
筋肉が軟らかくなると、骨格が自然な位置に戻りやすくなり、結果として姿勢が良くなります。
4. 脂肪が燃焼される:
筋肉が軟らかくなると、血行不良が改善され、脂肪が燃焼するため、体重減少が期待できます。

●痛みが緩和される

 痛みが緩和される効果を求めているなら、緩消法がおすすめです。
現代社会でのストレスや運動不足は、頭痛、肩こり、腰痛などさまざまな痛みの原因となります。
緩消法を用いることで、筋肉を軟らかくし血行を促進させることができ、これによって痛みが軽減されます。
首、肩、腰のこりは、頭痛や背中の痛み、手足のしびれのような他の症状を引き起こすこともあります。
 緩消法は自宅で簡単に実践可能で、日常生活に取り入れることで生活の質が向上します。
痛みを和らげ、より快適な毎日を送るために、緩消法を試し痛みとさようならして、快適な毎日を送りましょう。

●病気になりにくくなる

 病気になりにくくなる方法として、緩消法が注目されています。
この方法は筋肉を軟らかくし血行を促進することで、免疫力を向上させる効果が期待できます。
免疫力が強化されると、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりにくくなり、病気の予防に役立ちます。
 さらに、血行が改善されることで体内環境が整い、病気の原因となる活性酸素の除去が促進されます。
緩消法はストレスを解消させる効果もあり、ストレスによって免疫力が低下させるのを防ぎます。
緩消法は、体の健康を守る効果的な手段の一つです。

●姿勢がよくなる

 現代社会のデスクワークやスマホ操作が猫背や反り腰などの姿勢不良を引き起こし、これが見た目の問題だけでなく、頭痛や肩こり、腰痛の原因となります。
緩消法では、筋肉を軟らかくすることで骨が自然に元の位置に戻り、姿勢が改善される効果が期待できます。
猫背は首や肩の筋肉の緊張により背骨が丸くなる状態ですが、緩消法でこれらの筋肉を軟らかくすることで、背骨が直り、猫背が改善されます。
 また、側わん症の場合も、背骨の側面の緊張した筋肉を緩消法で軟らかくすることにより、症状の改善が見込めます。

●脂肪が燃焼される

 現代社会での運動不足やストレスが血行不良を引き起こし、これが脂肪燃焼を難しくし、ダイエットに悩む人が多いかもしれません。
そこで注目されているのが緩消法です。
 この方法では、筋肉を軟らかくして血行不良が改善されることにより、脂肪燃焼が促されます。 筋肉の緊張が血行不良を起こすため、緩消法で筋肉を軟らかくすることで、脂肪が燃えやすくなるといえます。
有酸素運動も脂肪燃焼には効果的ですが、運動が続けにくい場合には緩消法が良い選択肢となります。

≫正しい緩消法のやり方

 正しい緩消法のやり方を学ぶことで、緊張している筋肉を効率的にリラックスさせ、健康的な体を育てることができます。
以下の手順を参考にしてください

1. 対象となる筋肉を見つける
痛みやこりがある部位を特定し、その筋肉の走行方向を確認します。指を使って筋線維に対して直角に圧を加える位置を見つけます。

2. 適切な圧力で刺激する
指先で筋肉を軽く押し、ゆっくりと圧を加えてじわりと沈む感覚を得るまで圧力を調整します。痛みがない程度の圧力が最適です。

3. ゆっくりと動かす
筋肉をゆっくりと2秒かけて縮めて、次に2秒かけて戻します。この動作を3回繰り返します。

4. 毎日続ける
少しずつでも毎日続けることが重要です。1日5分の練習でも効果が見込めるので、日々のルーチンに取り入れましょう。

≫緩消法を自分でやるのは難しい?コツを紹介!

 緩消法を自分で行うのが難しいと感じている方も多いかもしれませんが、いくつかのコツを掴むことで、自宅でも練習が可能です。
以下のポイントを参考にしてください:

1. 力を入れすぎない
筋肉を軟らかくするためには、強く押すのは逆効果です。指先で軽く押し、じわりと筋肉が沈む感覚を感じるまで圧力を調整しましょう。

2. ゆっくりと動かす
筋肉を急に動かすと傷つける可能性があります。ゆっくりと丁寧に動かすことが、筋肉を軟らかくするコツです。

3. 専門家に相談する
自分だけで緩消法を行うのが難しい場合は、緩消法の認定を受けた専門家に相談するのが良いでしょう。専門家から直接指導を受けることで、より効果的に技術を学ぶことができます。

腰痛アカデミーでは、緩消法の実践方法やコツを指導します。

≫緩消法で痛みを本気で治したいなら腰痛アカデミーがおすすめ!

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≫まとめ

 緩消法は、筋肉を限りなく無緊張状態に軟らかくすることができ、身体の痛みやコリを改善する方法です。
緩消法は手技のみで行われ、薬や道具を使わずに筋や皮下組織を傷つけることなく施術できます。
 また、専門的な知識や経験がなくても比較的簡単に学ぶことができ、セルフケアにも適しています。
緩消法の施術によって、緊張した筋肉が軟らかくなり、血行不良を無くすことにより、体の自然治癒力が活性化されます。
 その結果、様々な症状や不調の改善が期待されます。
緩消法は、身体の健康とバランスを整え、快適な生活をサポートする画期的な方法です。

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